ウッドターニングを始める前に知っておきたい5つの注意点

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まいどです。

今回はウッドターニングをこれから始めようと考えている方に向けて、
知っておいてほしい注意点についてお伝えしていきたいと思います。



 

目次

1、ウッドターニングとは?

そもそもウッドターニングって何?という方のために、最初に少しご説明を。

ウッドターニングとは、”wood=木” “turning=旋回” という呼び名の通り
「木工旋盤」という機械を使って木材を回転させながら様々な形を削り出す行為のことを指します。

お皿やお椀などの食器はもちろん、椅子の脚やペンの軸、
丸い物なら大概作れてしまいます。

これだけ聞くと何か近代的で工業的な手法の様に想像されるかも知れませんが、
実は非常に古い歴史があるもので、日本では古くから木工轆轤(ろくろ)
などと呼ばれ、1000年以上昔の文献でも確認する事が出来ます。

今でも漆塗りの産地などでは伝統工芸として、昔ながらの木工轆轤が
伝承されている地域があります。

日本古来の轆轤師は、道具も自ら製作する場合がほとんどで、
一般の趣味としてはとても敷居の高いものでした。

しかし近年、欧米などで新しい技術や便利な道具が開発されるにつれ
より手軽に楽しめる、趣味としてのウッドターニングが普及するようになってきたのです。

特にここ数年で海外の技術や機材が入手しやすくなり、参加人口は年々増加しています。

とはいえ、日本ではまだまだマイナーな木工分野であり
また思い込みや知識の無い状態の作業は危険も伴うため、
初めに正しい知識と技術の習得をすることが不可欠であるといえます。

 

2、出来ること、出来ないこと

回転させた材料を削るという特性上、作れるのは基本的にすべて丸い形になります。
お皿やお椀、円柱状の椅子の脚やペンなどがイメージしやすいかと思います。

このため、なんとなく家具なんかを作りたいな~と思っている方なんかには
ちょっと方向性が違って感じられるかもしれません。

 

こんな感じです。イメージ湧きますかね?

 

3、必要な機材は?

ウッドターニングを始めるにあたって必須となる機材、道具がいくつかあります。
それらをちょっとご説明しましょう。

1.木工旋盤本体
木材を回転させて削るための機械。コレがないと始まりません。卓上に設置できる小型のものから、数百キロの大型機まで色々。

2.刃物(ターニングツール、バイトとも呼ばれる)
回転している木材を削るための専用刃物。これも必須。ただし結構種類が多いので、何を作るかによって必要なものが若干変わってきます。

3.刃物を研ぐ手段(砥石、グラインダー、水冷式刃研ぎ機など)
意外と見落としがちですが、刃物は結構早く切れなくなるので頻繁に研ぎなおしが必要なんです。手でも研げないことはないけど、機械式がダントツで楽チン。

 

これらの外にも、様々な形状の材料を旋盤に固定するためのチャック、

木材を切り出すためのチェンソーやバンドソー、電動(インパクト)ドライバーなどなど・・・

あると便利な道具は挙げていけばキリがありませんが、まずは必須となるものから選んでいくのがいいでしょう。

 

機材の選び方については下記の記事から複数回に分けて解説しています。

プロが教える機材の選び方その1 木工旋盤編

4、安全について

木材を回転させながら刃を当てて削るという行為であるため、当然ながら危険も伴います。

というわけでまずはこの動画をご覧ください。

 

 


このように作業に際しては「しなければならないこと」、そして「してはいけないこと」を知っておく必要があります。
これは旋盤に限らず、ほとんどすべての動力機械・電動工具には特有の危険性があり
正しい知識のもとで使用するべき、という認識を持って欲しいですね。

 

5、正しい知識を得るためには

著名な作家の書籍やDVD、もっといえば専門の教育機関、教室などで学ぶのがベターです。
当スタジオでも教室を開講していますが、他にも国内でウッドターニングを学べる場所を紹介します。

 

YKW
著書「A BOOK ABOUT WOODTURNING」でも有名な川口康氏主宰のウッドターニング専門教室。
確かな技術と豊富な経験をベースに、濃密なマンツーマンレクチャーが国内外で高い評価を受けている。

 

木工旋盤同好会
基本的には機材の販売店であるが、購入者には無料で講習を開講している。
オーナーの鈴木氏はウッドターニングの技術にも機材にも精通しており、また多くの海外有名ターナーと日本ターニングシーンの交流に尽力してきたことでも知られる。

 

アマチュアの有志の方が公開されている情報もネット上には多々存在していますが、
中にはちょっと不安やリスクを感じる内容のものも散見されます。

やはりその道のプロから情報を得るのが確実かつ近道だといえるでしょう。



 

 

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