経年劣化してしまった部品も修理できます!木工旋盤 POWERMATIC スウィングアウェイの固定ネジパーツの製作!

スタッフより
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どうも!

スタジオスタッフの渡辺です。

今回は、POWERMATIC の スウィングアウェイ修理をする機会があったので

スウィングアウェイとは何かというところからご紹介させて頂こうと思います。

 

まず、スウィングアウェイとは・・・

↑画像の色がある箇所がスウィングアウェイです。

旋盤ベッド上テールストック側に取り付けて使用します。

 

当スタジオの POWERMATIC 3520C にも

スウィングアウェイが取り付けられています。

これが付いていると何が便利かと言いますと・・・

テールストックを旋盤ベッド上から取り外したいときに

重たいテールストックを持ち上げてわざわざ取り外さなくても・・・

スウィングアウェイスライド固定させて

このようにクィッと!テールストック逃がすことができるんです!

 

ウッドターニングをしていると、テールストックが必要な時、逆に邪魔になる時、出てくると思います。

そんなとき、スウィングアウェイがあれば作業がに!効率的に!スピーディーになります!

 

っと、こんな便利なスウィングアウェイですが・・・

長年使っていると道具は劣化してきてしまいます。

 

今回、修理することになったのはスウィングアウェイをベッドに固定するためのネジの部品です。

経年劣化により、ネジの山がすり減り、固定が弱くなってしまったため・・・

このような鉄の棒材から削り出して作り直します。

設計図がないため、現物を測定しながら

金属加工用の汎用旋盤で切削加工していきます。

ネジの部分は、このようなネジ山のピッチを測定する器具を用いて

測って確かめながら切削していきます。

そして、完成したものがこちら!

(左:今回作り直したパーツ、右:元のパーツ)

両端にそれぞれミリネジインチネジがあるため

少々難しい加工となりましたが、無事に完成しました!

このようにハンドルと組み合わせて、スウィングアウェイに取り付けます。

これで、ばっちりネジで固定できるようになりました

 

いかがでしたか?

皆さんがお使いになられている道具でも、もし経年劣化などでお悩みがありましたら

当スタジオに一度ご相談下さい!

 

今回、記事中に出てきた木工旋盤 POWERMATIC 3520C

過去の記事の

ウッドターナー必見!近日販売予定の木工旋盤2機種をご紹介!【 POWERMATIC 3520C、JET 1640EVS 】

でもご紹介させて頂いておりますのでぜひご覧ください。

商品ページはこちら↓

 POWERMATIC 3520C

好評発売中!

 

また、今回ブログ内にて金属加工用に使用した汎用旋盤についてはこちらの記事にもご紹介させて頂いておりますので

ご興味がありましたらぜひご覧下さい!

削るのは木だけじゃありません・・・!

それでは、次回もお楽しみにっ!!

 

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